啓蒙家気取り
まあ、トヨタさんの方式の意味を取り違われてるのを見てちょっと嫌だったもんで。
んで、ついでにネタもないし。
…あるけどないってことで。
さてさて、まあこれは公益を目的としてるし、相手を否定するわけでもないので、その点は了承していただきたい。名誉毀損で訴えられたりしたらかなわんぜよ。
前置きが長かった。本題に入ろう。
言及するページは、こちらである。
ここではどうやらトヨタのカンバン方式、またの名をジャストインタイム生産システムのことを、以下のように表現している。
『 うちは ○日間で納品します! 』
って計画を、会社の看板(カンバン)に堂々と書く。
会社の看板に書いた以上、約束した期日を守らざるを得ない!
(中略)
(ちなみに、別名でジャスト イン タイム方式ともいいます)
…さて。トヨタの生産方式についての本なり記述なりをちゃんと読んだ人なら分かるだろう。
カンバン方式とは、決して、会社のカンバンに書く方式ではありません。
期日を守るというのはビジネス界では当たり前のことであり、わざわざカンバンに堂々と書いたからといってそれが本になるほど革新的なものであるとは思えません。
証拠でも提示しときますか。
上記「7つのムダ」を排除し、極力在庫を持たず、必要なものを、必要なだけ、必要な時にジャストインタイムで生産するなどの特徴を持つ。
使用した部品の補充を知らせる「帳票」をカンバンということから、カンバン方式とも呼ばれる。
一般にはジャストインタイム生産システムと知られている。
解説します。
つまり、カンバンとは、「部品を納品された分使ったから、補充してくれ」って意味で使用されます。
こうすることのメリットは、ジャストインタイム、つまり、必要な時に必要な分補充する、という理念から来ています。これが、顧客のニーズを失う前に納品するという、トヨタの強みのひとつとなっています。
まあ、これを俺が語ってもしょうがないんで、トヨタ方式の本(ex.ISBN:4478460019)とか、Wikipediaのジャストインタイム生産システムの項でも参照してください。
まあつまりは、別にこの「有言実行法」はトヨタ方式でもなんでもないというわけです。
ついでに、有言実行なら最近までブログランキングトップにいらっしゃった大地さんが一番印象に残っています。
この「有言実行法」について若干補足しますと、
- 無理に目標を立てて計画倒れになる可能性がある。
- 計画倒れになったとしても、後悔以外何もネガティブなものがないので、やる気がでるかといえばそうでもない。
- 勉強は科目別に満遍なくやるよりも、ある程度期間を決めて集中的にやったほうが覚えやすい。(特に暗記科目)
と、個人的には思います。
最後に。
今日言及したブログは、俺と勉強法についての観点は若干異なりますが、間違った勉強法を伝えているわけではないと思います。あくまで、これは一部ですから。
そこらへんは勘違いしないでいただきたい所存です。
この記事は単に、「トヨタのカンバン方式って確かこうだったよね?」って意味のみを持ちます。他意はありません。
まあそれで偏差値が保証されてるとか、成果が直ぐに出るなんていうことは全く別問題ですが。個人的にはそんなのないと思います。努力は自分を裏切らないというのは同意しますが。
はい。ブログランキングの中では比較的冷めている男の部類に入るであろう俺のささやかな反論でした。おしまい。