でんでんでんかる

先日、クリクラ前の病院実習で、電子カルテシステムの説明をしてもらった。
うちの病院は完全電カル化されてて、入ってるのはNEC製のMegaOakHRというシステム。
当然だけど、カルテは単にデータ上書きじゃなくて、修正履歴や削除履歴を完全に残しておけて、権限を持った人のみが閲覧できて、かつ様々な情報を保存して欲しい時に直ぐ引き出せるようなものでなくてはいけないんだけども、それをクリアした上で、プロが使いやすいようなものにしなくちゃいけない。
それに、各科でカルテの書き方なんかも結構違ってくるけど、そういうものをうまく吸収する方法にする必要があったり、デジタル化につきものの「伝達手段の減少・情報の質の低下」を可能な限り防がなくちゃいけない。
他にも、CTやMRIの画像を3D化した大量のデータを送受信する高速通信網も必要になってきたりすると思う。


とにかく、セキュリティが堅牢で、サーバが落ちるのはもってのほかで、高速で、多機能性と柔軟性*1も必要だし、UIも扱いやすく情報が一目である程度得られるようなものでなくてはならない。
これだけの複雑なシステムが実際に動いているところは感動したし、実際に触ってみて、情報の獲得しやすさにも驚いた。
こんな凄いシステムを設計する人に憧れるな。これによって医療がより良くなるのなら、凄く社会貢献になると思う。


まあ自分はそれを利用する側に立つべく勉強している訳で、実習している訳で。
ITを最大限活かせるプロになりたいな。

*1:新たに求められる機能を付加する拡張性だとか、新薬等の出入りに直ぐ対応する即応性だとか