こしうえいせ はぴよ

公­衆衛­生の最終プレゼンでした。
うちは国­立循­環­器­病­セ­ン­タ­ーでのコホート研究に関する実習だったんだけど、結構面白かった。
コホート研究ってのは、最初に「健康な人」を沢山集めて、その人達の血圧やら血糖値やらを調べて、何年も追跡調査して、その人達が何らかの病気になったときに、過去にさかのぼって調べたデータを元に、「どういう人達が将来どういう病気になりやすいか」を調べる研究。
これに対して、病気になった人達を集めてその人達が健康な人達とどう違う状況下にあったのか調べるのを「症例対照研究」っていう。
二つの違いは、健康な人が病気になる確率ってかなり小さいから、コホート研究は最初にかなり沢山の人を集めて、それを長年追跡調査しないといけないから、時間もコストもかなりかかる。それに対して、症例対照研究は、既に病気になっている人を集めて、*1あとは健康な人の状況を調べて比較するだけでいいから、時間もコストもコホート研究に比較してあまりかからない。
ただし、症例対照研究は「現在の状況」しかわからないから、将来の疾病予測に有用なデータは得られにくいし、どのくらいの割合でその病気になる人がいるのか分かり難い。
それに対して、コホート研究は、病気になる割合や、例えば「今血糖値が高めの人」が、将来糖尿病になる可能性は健康な人に対してリスク何倍なのか、ってことが分かる。
ってな内容。

循環器疾患に関係するリスク要因調べたり、新しく始まるコホート研究のお手伝いしたり。
自分の住んでるところが大学に行きやすいけど他の場所には行きづらい所だから、結構移動は面倒くさかったし、早朝に行かないといけない時もあったけど、勉強にはなったと思う。
プレゼン自体は無難に進んだし、実習先の先生も見に来てくれて嬉しかったな。


あとは月曜日の試験で今学期終わり。フル単続くといいな。続かないと留年なんだけど。
一応­挟んでるけどこれ検索避けになるんだろうか。

*1:大抵は病院にいるから、そのデータを利用出来る