超ポジティブ思考。
基本理念は、
頑張りすぎないこと。
頑張らないのではなく、無理をしないこと。
精神的に。
最近、周りでは、「やばい、もっと頑張らないと」とか、「これじゃ足りないのに…」とかいった苦悩の声を良く聞く。
何故わざわざ声に出すんだろうかとかいった批判的な疑問はさておき。
一番良くないのは、
そう言いつつも、だらりだらりと過ごす時間を大幅に取っていること。
一つ注意事項。だらりだらりは良いのです。脳は疲れるものだから。
休息は大事。
でも、「これじゃ足りない」とか言っておきながら、必死にはやらないって、危機感あるのかないのかわかんないよ。
まあ、危機感あるっちゃああるんだろうけど、その危機感の波が不定期だと、悪い方向にしかはたらかない。
つまり、
「ああやばいやばい」と思うときと、
だらっとしてる時間との、
危機感のギャップが問題。
やばい思ってるときは鬱になるし、だらだらしてる時はタガが外れすぎて勉強モードに移行するのに時間がかかりすぎるし。
あまりにも非効率だ、と思う。
そこで。
「これじゃ足りない、ああもっと勉強しなきゃ」と思っているときに、くつろぐ。
だらだらしている時に、勉強してみる。
無理してやってはいけない。
ここで、冒頭の基本理念は守っておいて欲しい。
あくまで、脱力系で。
そして、気まぐれ風に。
「あ、いま勉強しないといけないんだよな、でもくつろいでみよう」
とか、
「あ、なんかだらだらしてる、んじゃま、勉強でもしてみるか」
みたいな気分で。
すると、生まれるものは何か。
まずは、先に挙げた、
「思考の乖離」の解消、若しくは軽減。
鬱になるのもある程度防げるし、勉強してるって気にもなれる。しかも比較的楽に思える。*1
そして、副産物。
なんとなく、余裕のようなものが生まれる。
理由としては、
皆が勉強してない時に、勉強してみるとか、
皆が勉強してる時に、くつろいでみてるとか、
そういうのがあるんじゃないかと思う。
とにかく、勉強することが精神的に楽になる。
超ポジティブ思考という名称とは、ちょっと毛色が違うように思えるかもしれないが、
これは、今挙げた考え方は超ポジティブ思考の一部を応用してみたからに過ぎないから。
以降、この思考の中身を書いてみたいと思う。
基本理念は、先ほど挙げたようなもの。とにかく脱力系でいってみましょう。
ひらがなをたようすればだつりょくけいへのちかみちかもしれない。
これは、無駄なストレスを溜めないため。適度なストレスは精神発達に役立ちますが、自分の中で無限ループしているのは精神に負担を掛けるだけだと個人的に思います。
そして、まあ名前のとおり、物事をポジティブに受け止めましょう。
一回身に着けてしまえば簡単なことこのうえない。
例:
「この分野やらないと赤点だ」→「この分野やれば、テストの点とれるよね」
「ああまたこの問題解けなかった。前にも解いたのに。」→「お、解けてると過信して本番(模試)でしくるとこだった。よかったよかった。これで点を取れるところが増えた。」
総じて、
「テストで点を取るためには、自分の学力の穴を埋めなければならない」
という思考法から、
「問題を解けるようになれば、テストで点を取れるところが増える」
という思考法に転換してみることです。
まあ、同じようなことを言っていますが、俺としてはかなり受け止め方が変わりました。*2
そして、超ポジティブ思考の超たる所以。
ネガティブな考えも欲するところ。
「たまには、ネガティブな想像もしてみるか」と。
このまま努力しない自分が落ちるところなんて想像してみたりするわけです。
本質としてポジティブを持っていますから、鬱になる度合いもかなり軽減。
逆に、自分に発破を掛けるだけの必要最低限なだけのプレッシャーを得ることが出来ます。
…ですが、最初でここまでやるのはお勧めできません。
まずは、ポジティブ思考をある程度定着させてから、やってみるといいかもしれません。
ポジティブ思考だけだと、楽観的になりすぎて、勉強が疎かになってしまう可能性があります。
そのときに、自分の勉強状況を客観的に判断する材料として、ネガティブ思考を導入するのです。
他の人が勉強していない時に勉強していたって、他の人が勉強しているときに勉強していないからさして変わりはないし、時間数だけでなく勉強は密度がものをいいます。
ですから、単なるポジティブ思考だけだと逆に落とし穴に陥ってしまう可能性があります。
だから、ある程度ポジティブ思考が身についてきたら、ネガティブに考えてみるか、とやってみる。
これが、超ポジティブ思考です。
全ての思考・事象・人物を自分の味方に。
そして、最後に。
あまりよくない例を一つ。
「いかんいかん、超ポジティブ思考で考えなきゃ」と考えていること自体が、超ポジティブ思考ではないのです。
超ポジティブ思考の根底は、脱力にあり、心の余裕にあります。
あなたの苦悩が少しでも軽減されることを祈り、ここでこの記事を締めることとします。