ぽりこん日本版

ちょっと前にやったPolitical Compass、日本語訳がhttp://d.hatena.ne.jp/kanryo/20050222#p3に載ってた。
んで、本家は欧米の文化基準だから、日本人だとリベラル左派に寄りやすいとかなんとかで、日本版が作られてたのでやってみた。


ポリティカルコンパスについて

説明切れちゃってるので引用。

グラフの縦軸は、政治的価値観を示します。上に行くほど(値が10に近いほど)保守、下に行くほど(値が-10に近いほど)リベラルであることを示します。
グラフの横軸は、経済的価値観を示します。左に行くほど(値が-10に近いほど)経済左派、右に行くほど(値が10に近いほど)経済右派であることを示します。

政治的価値観(コンパス縦軸)について
右派(保守)は伝統や公共の福祉を重視する価値観です。常に日本の今後を思う人ですが、リベラルから見ると、さしたる根拠もなしに伝統や公共の福祉を主張する、小さな親切大きなお世話人間に見えるかもしれません。
左派(リベラル)は個人の自由を重視する価値観です。自分や他人の願いや思いを大切にする人ですが、保守から見ると、自分勝手で権利を履き違えた勘違い人間に見えるかもしれません。


経済的価値観(コンパス横軸)について
右派(市場派)は、市場原理を信頼し、規制のもたらす非効率(いわゆる「政府の失敗」)を重く捉えて、小さな政府を志向します。自己責任意識が高く、情報収集に余念のない人ですが、政府派から見ると、弱肉強食で血も涙もない冷血漢に見えるかもしれません。
左派(政府派)は、市場原理の負の側面(いわゆる「市場の失敗」)を重視し、政府による再配分や規制を望んで、大きな政府を志向します。弱者を思いやり、不幸な人を見逃せない人ですが、市場派から見ると、自分の人生を人任せにする無責任人間に見えるかもしれません。

てな感じ。


正直なところ、「昭和天皇の戦争責任」とか、「難民の受け入れ」「移民の受け入れ」、「労働者の解雇条件」とかは、自分の知識不足で判断に困った。
漠然とはどういうことか分かるけど、自分が納得出来るように判断できるほどの知識がない。
ある程度ググって情報を仕入れてから再挑戦、にしたけど、ある程度の咀嚼ができてないから、何となく腑に落ちないというか、消化不良感がある。
個人的な経験も相当に影響してるだろうし。例えばの話だけど、「うちのおばあちゃんが小さいお店やってたけど大規模店舗のせいで潰れちゃった、おばあちゃんの苦しみ見てた、だから大型店舗は規制すべき」ってのは、その論理展開だけだと、ちょっと視野が狭い*1んじゃないかな、と思う。それに加え、広い視野から功罪両方を考えて、何を優先すべきなのか考えてると、どう優劣を付けて良いのかわからなくなってきたりする。
最終的に、自分を利する方向に進んでいきそうな気がして、結局人間ってそういうものなのかなあ、とか思ったり。
英語だから、とかじゃなく、自分にとって、Political Compassは日本語でも難しい。


余談だけど、先輩が引退するときとかに、引退の辞としてアドバイスなスピーチをする時とかあるけど、その時にするアドバイスとか、大抵は本人の生き方や考え方を肯定するようなものが多いと思う。あと、その人の状況においては*2最適なこととか。
結局、自己肯定に終始してしまうアドバイスなんて必要なのかと思いつつも、じゃあどういうアドバイスが適しているかというと、まだよく分からない。
自省してみれば、後輩にアドバイスする時なんかも、自分の生き方に似るようなアドバイスを迂遠ながらもしているのではないか、とも思ったりする。
それが悪いことではないかも知れないけど、本当にそれで良いのか分からない。まあ、自分が何を行動規範としているか曖昧なのが原因だとは思うけれども。
結局このまま何を中心として生きていけば良いのかわからなくなって、子供に何かしらを託して自分はそれを支えるに拘泥するのもありなのかもしれない。

*1:というと冷酷に聞こえる人も居るだろうけど、同情するかどうかとはまた別の話だって自分は思ってる。そこをドライにしてかないと冷静に物事を判断しきれないと思ってる。

*2:時によっては、その人の状況にのみ