今日は誰かが生きたかった明日だって事にそこまで意味があるのだろうか

今日は映画などを見ました。感想とかメモ。一年後くらいに読み返す。


おくりびと

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納棺師のお話。
邦画には良くありますが、ぼそぼそっと喋るところが聞き取りづらかったりするので、日本語字幕を表示して見ると良いと思います。

何で死体を触ったら穢らわしいと思うのかとか、相変わらず良く分からない思考だなあと思いつつ見てました。
多分生存本能とかそこらへんが関係してるんでしょう。死に関連するものを忌避することで、生存確率は上昇するし。
劇中で「死人で儲けてる」なんて発言が出てきましたが、発言者が死人を冒涜してるんじゃないかなあと思います。
自分が近づきたくないもの、関わりたくないものを忌避するだけでなく、卑下や蔑視するのは人の常なのかな。


死体を丁重に扱うのは、故人を尊重しているということでしょう。そういう意味では故人はまだ存在してるんですね。
実際に存在しているか否かにかかわらず、人は脳内で疑似的に存在を構築できるから、その故人に対してか。
死は忌避の対象であるけど、人々の記憶の中ではその人の「足跡」として残り、その部分は大切にされる。生の証だから。


色んな事を考えながら見れました。いいテーマを扱った映画だと思います。
この関連に興味がある人は特殊清掃「戦う男たち」も覗いてみてください。
ただブックマークするとかは意味ないから止めてね。


P.S.アイラヴユー

いろんなところで予告が流れてたので借りてみた。
発想は良かったと思うんだけど、内容はそこまで、かなあ。
自分の内に重なる経験があればもっと共感できるんだと思います。


自分が突然事故に巻き込まれた時の為にどっかに遺書を残しておいて、数か月パソコンが起動しなかったら発信、なんて事を考えたこともありましたが、今はそこまでして残したいメッセージもありません。死ぬ予定もないし。
偶然死んじゃったら、適当に察して適当にやっておくれって感じです。
そういう意味でも、この映画でおっちゃんがやってたことはロマンティックではあるけどやりたいとは思わなかったな。
生きてる間にやりたい。自分が死んだあとの世界に自分は必要ない。



あとは、BONESって海外のドラマを見てました。
人類学者の博士とFBIの刑事がコンビになって、事件を解決していくようなお話。
大抵、死体の組織や骨の特徴を元に捜査していくのでBONESってタイトル。
主人公のテンペランス博士とか学者チームの言い分には共感することが多かったな。
やっぱこの人らも変人として見られてるんだろうか。
あ、でもテンピーは映画すら見てない人だったな。興味の方向性が違うんだろうか。
色々な映画のネタやら、24やCSIのオマージュ?みたいなとこも散見されるので、ある程度他の映画の知識があるとより楽しめるかも。


書いては放置、書いては放置でここまで。投稿。