返信(追補)

いや、自分が不安定になっていることに対して、自分が安定になるための行動を起こす衝動として感情が出てくると考えてます。単に感情を出したからといって安定するほど人間って単純じゃないはずですし。
たとえば、憎しみや嫉妬にしても、自分の位置が下位になる(相対的不安定)ことで、自分の存在(生存・生殖)可能性が減るから、それを増やしたい、という衝動として出てくるのではないかと考えています。
「あいつはクズだ」というのは厳密に言えば感情ではなく防衛機制です。感情としては嫉妬が挙げられるのかな。
例えば、「馬鹿にされた」→「自分の位置が下位になる」→「下げられた事に対して怒りを覚える=位置を上げようとする衝動」→「馬鹿にされたことに対する反対行動に出る」とかですかね。
もし馬鹿にした人が取るに足らない人ならば、自分の位置が下位になることもないから怒りも出ない。また、反対行動は人様々で、防衛機制の場合もあるし、相手に馬鹿にしたことを撤回させることもあるだろうし、それは感情とは別物です。
スポーツの試合で興奮しているのは、安定していると捉えていいんじゃないでしょうか?過度に興奮すれば自己の存続が危ぶまれますが、この場合は安定というよりも興奮と静止の対比で、興奮=自己の不安定、ではない気がします。