proof

まず、「a,b,c,dのうちどれかは2である」…(※)ことを証明する。
2は最小の素数であり、2以外の偶数の素数は存在しない。(証明略)
a,b,c,dが全て2でないと仮定すると、これらは全て奇数であるから、与式において、
(左辺)=(偶数),(右辺)=(奇数)
となり矛盾。よって(※)が成立。
次に与命題「b<dならばa>c」を示す。
①:a=2と仮定すると、
(与式)⇔2+b=cd≧3d(∵c≧3)
⇔b≧3d−2>d(∵d≧3)
より不適。∴a≠2。
②:b=2の時
(与式)⇔a+2=cd>2c
⇔a>2c−2>c(∵c≧3)
より題意成立。
③:c=2の時、題意成立。
④:d=2と仮定すると、b>dとなり不適。∴d≠2。
以上よりQED


素数2に注目した場合分けをすることでけっこー楽です。
最初に複数回試行するか、一般化する努力で前半の証明を見つけるかでカギを見つけることができます。