自己同一性

最近、話す量が多くなったと思う。
友人と他愛も無い話をしてるのが多くなった。面白くなくても笑えるようになった。


前は、こんなではなかったと思う。
もっと不器用で、自分の言いたいことを表現できないし、それを自覚してるから、あまり話さないで。
それを自分らしいと思い込み、その一方でそれが思い込みであって言い訳であることを指摘してて。
もし自分がもっと話せるようになったら、それがどんなに楽しいか分かるはずだと自分に言ってた。


でも。


前の、比較的寡黙な自分が好きな俺がいる。前の自分に戻りたくなりさえする。
ここ2、3日試してみたら、受験の雰囲気も相まってか、簡単に前の自分に準じる状態も構築できた。


無駄が嫌いな自分が好きだ。でもエゴを誰かに押し付ける自分は嫌いだ。
言いたいことを言える自分が好きだ。でも誰かを傷つける自分は消してしまいたいほど嫌いだ。
陽気に誰とも気軽に話せる人が好きだ。でも、寡黙で集団に付かず離れず、なのに感情豊かな人も、好きだ。


この合間に自分を見つけ出そうとしている自分が好きだ。