DUO活用法その2

また書こうとか思った。

DUO 3.0

DUO 3.0

今度はステップ別で。CD使用。

STEP1

まず、DUOがどんな単熟語帳なのか、をつかむ必要がある。
一回さらっと通して読んでみる。勿論、一つ一つ読んでいくのだが、無理に覚えようとする必要はない。最終的にいくつかの印象的な例文が自然に頭に入っていれば十分だ。
とにかく、全体量の把握もかねて一周する。

STEP2

次は、もう少し読み込んでみる。基礎用CDがあれば使用しても良いが、なくても十分可。俺は使ってない。
音読できる環境があれば音読した方が良いが、たいていの人はそんな場所では使わないと思うので、頭の中で繰り返してみるのも一考。
とにかく、例文を見たらそのイメージが(日本語に訳してやっと理解するのではなく、英文のままで理解するよう努める。これがあとから長文読解に役立つ)出てくるようにする。全てでなくても構わない。

STEP3

正規の使い方では少し早いが、ここで復習用CDを導入してみる。効率と一周の回転率を上げるためだ。
使い方は、CDを聞きながら本を読んでいくのだが、ネイティブスピードのため例文を読んで単語をチェックして和訳を読むのには時間が全然足りない。
そこで、今回は2つの方法を提案する。
1.単語→和訳
DUOテキストに載っている単語をCDにあわせて目で追いながら、余裕があれば隣の単語の意味も確認し、最終的に和訳をチラッと見てイメージを確認する。
ネイティブスピードはやはり速いので、これでも最初は単語を目で追うので精一杯かもしれないが、続けているうちに余裕が出てきて、更に覚えてきた単語は余裕を持ってみることが出来るようになるため、回数を重ねるごとに読みやすくなっていくのが実感できることだろう。
イメージとしては、こんな感じ→Flash(手抜きですいません。製作時間約20分)
DUOのもう一つの特色である例文は最大限に活用できてはいないが、それは次のSTEPに任せておきたい。
これで何周かしていると、自然と単語が頭に入ってきている。速単の要領だ。
もしかしたら動体視力も良くなるかも?という期待を抱きつつ。
2.英文→和訳
テキストの英文をCDにあわせて読み、内容を思い起こし、和訳で確認するというものだ。
これでもかなりのスピードが要求される。このタイプでは、復習用CDに付属の小冊子が使える。
ただ、単語ごとの意味が分からない場合は、わからないまま次の例文に行ってしまうため、逆に効率が悪くなることも予想される。従って、1.のほうである程度慣れてから(2,3周以上)こちらに取り組むと良いかもしれない。
だいたいの単語の意味が頭に入っている状態で1.からこちらに移行すれば、分からない単語があれば和訳を見ただけで確認できる。
更に、例文の構文も自然と頭に残るため、1.より英語の学習効率は更に上がるだろう。

STEP4

正念場のSTEP3を抜ければ、だいたいの見出し語は和訳できるレベルに達しているだろう。
今度は、見出し語の説明に付与されている同義語・対義語を覚えていく。
だいたいは既出の単語だと思う。
これによって、ばらばらだった単語を同義・対義の線で繋いでいく。
特に、熟語の同義語は言いかえの問題に重宝するので、やってて損はない。
関連語は単体で覚えるよりもはるかに覚えやすいので、ここはSTEP3に比べてかなり楽だろうと思う。

終わりに

DUOは、表紙には「単語1600+熟語1000」と書いてあるが、実際は説明も含めるとそこらの単熟語帳と遜色ない語彙が収録されている。
更に、例文は様々な表現方法が使われているため、入試などの作文にも利用しやすい。わざわざむつかしい単語を使用せずとも、簡単な単語での表現が例文にはちりばめられている。
また、その見やすいレイアウトも賞賛を得るべきであろう。暗記用の赤を使用せずとも、いや、むしろ暗記用の赤を排除したことによって、より見やすく、覚えやすい形式になったといえよう。
実際、俺にとってDUO一冊は単なる単熟語帳以上の役割を果たしている。裏表紙には「達成可能偏差値58〜65」と書いてあるが、それより確実に上をいけるだろうと思う。