エスノセントリズム

諸事情により、みくすぃダイアリと同じ記事です。
どちらがコピ元とか言う区別はありません。
mixiではこちらの存在をおおっぴらには明かしてないので「同じ記事」とは書いてありませんが。

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自分の価値観を相手にぶつけることの何が得なのだろう。
多くの場合は軋轢や確執しか生み出さないというのに。

口には出してなくても、顔を見てれば大体分かるんだ。
ああ、彼/彼女はこれが合わないんだなと。
相手は無意識かもしれないが、よそよそしくなるのが見て取れる。
そこから微かな溝が生じ、放置されれば、拡がってゆく。

口に出せば尚更ひどい。
それをぶつけ合うしか出来ないなんて、そんな不器用な話はあるまい。
たとえ結果として相手の価値観を知ることが出来たとしても。


そんな両者の傷と溝を深める衝突が嫌いな僕は、それらを糾弾するのだけれど、結局この糾弾も価値観をぶつけていることになるのだろうか。

自分の思うようになって欲しいのなら、そこには何かしらの行動が存在して、それらは大抵衝突を伴う。
だから僕は何もせず、ただ観察するだけ。
唯一、他人を傷つけることなく思うように出来る、自分自身に改善を求め、自分の中で、その信条と矜持を守り続ける。

そんな自分の消極さ、内向さに歯痒い時もあるのだが、それでも他人を不安定にすることを避けるべく、ただ偶発的な契機を静かに待つ。
それが、僕の判断した、現時点での最適な選択肢。

それでも理想的な選択肢を見つけることを望み、僕は今日もまた考え続ける。